海外留学体験記

実践栄養学科 卒業

滝沢 あかり

現地について二日間くらいは、コミュニケーションが上手くとれず、二週間も滞在できるか心配になっていました。ところが、四日くらい経った頃から、ゆっくりですが、ホストファミリーといろいろな話ができるようになってすごく楽しくなり、それからは一瞬で終わってしまったと感じるくらい、時間が短く感じました。ホストファミリーはとてもフレンドリーで、滞在中、様々な形でもてなしてくれました。

今回の研修では、様々な施設を訪れ、各仕事場で活躍する栄養士からお話を聞くことができました。中でも、フードバンクを訪問したことが強く印象に残っています。フードバンクとは、食料に困っている人たちに食料を支給したりしている非営利団体です。また、オーストラリアの学校には給食という制度がないため、フードバンクが食事を提供したり、食育を行ったりしているそうです。ここでは、食料の保管庫を見学させていただいたり、食育として行っている簡単なゲームをやらせていただいたり、とても興味深かったです。このような施設があることを知らなかったため、勉強になりました。

今回の研修を通して、自分に少し自信がつき、もっと積極的にいろいろなことに挑戦していこうと考えるようになりました。このような機会を作ってくださった先生方、両親にはとても感謝しています。このオーストラリア栄養学研修に参加して、本当に良かったです。
(写真左の女性が滝沢さん)

専門学校 調理師科 卒業

江副 貴子

香川調理製菓専門学校の掲示板に「台湾・料理文化研修募集」のポスターが貼りだされそれを眺めること数日間、日に日にこの文化研修に参加したいという思いが募り学内で開催された説明会に出席しました。

いよいよ香川栄養学園台湾・料理文化研修一団は、羽田空港を飛び立ち3泊4日の研修がスタートしました。到着後は、すぐに茶芸会館にて台湾茶の体験、翌日からは、茶摘み体験、農業体験、先住民の食文化体験、タピオカ、小籠包の調理実習、食べ歩きは、台湾式精進料理、小籠包有名店鼎泰豊、現代の台湾式朝食等どれをとっても食に特化した企画ばかり。滞在中は、日本と台湾の食文化の違いや似ているところを見つけては、大発見を成し遂げたかのような気持ちになり心を弾ませながら研修期間を過ごしていました。

その他、研修中に強く感じたことは、「百聞は一見にしかず」であるということです。まさにこの言葉通り、台湾の大地を踏みしめ台湾の人と触れ合うことでしか吸収できない貴重な体験が礎となり「台湾の事がもっと知りたい。」という気持ちが芽生え、食を通して世界を見ることができました。正に「台湾・料理文化研修」は、食の道を究めたいと思う同じ志を持つ香川栄養学園の学生だからこそ実現できる内容だったと改めて感じているところです。