海外留学体験記

栄養学部 実践栄養学科

孫 妃那

【留学体験記】ソウル大学交換留学を終えて

女子栄養大学の提携校であり交換留学協定を結んでいるソウル大学(活科学学部食品栄養学科)への交換留学を終えて帰国した孫 妃那(ソンヒナさん/実践栄養学科)から留学体験記が届きました。
孫さんは2023年9月~2024年8月末まで、交換留学生として韓国にあるソウル大学に留学をしました。

Q:留学先の大学について簡単に教えてください。
ソウル大学はソウルの端にあり、山もあるとて大きな大学です。面積が広いためその分学生も多いです。学習に意欲的ながらも、何かの大会に参加したり、サークル活動に出たり、課外活動にも熱心に取り組んでいる学生が多かったことが印象的でした。

夜のソウル大学の正門。暗い夜の中で光る正門はとても綺麗です!

Q:なぜ交換留学に応募しようと思ったのですか?
私は海外で栄養士として働きたいという夢を持っています。そのために、日本以外の国でも栄養学を学び、食文化を学ぶことで日本で勉強した分野を異なる視点から学び直し、知識を深められると考えました。国際化が進んでいる今、色々なことに視野を広げられる栄養士になりたいという想いから、交換留学に応募しました。

Q:留学中、一番苦労したことを教えてください。
一番苦労したことは、「語学」です。授業の大部分は韓国語なので、ある程度の理解は可能でしたが、授業の資料などは英語で書かれていることが多かったので、苦労しました。

食品栄養学科学生のシンポジウムの様子。
授業でインプットすることだけでなく、ここで発表、討論を行うことで、
自身の理解を深めていきます。

Q:留学中、一番楽しかったこと、印象に残ったことを教えてください。
一番楽しかったことは友達と夜まで勉強をしたり遊んだりしたことです。
試験勉強や、課題を友達と一緒にこなすことで、「苦しい作業」も「楽」にできましたし、それが終わった後に友達と一緒に食べに行くご飯はとてもおいしかったです。

Q:留学前と留学後で自分が一番変わった、成長したと思える事はなんですか?
一番変わったことは「将来の進路に対する考え」が変わったことです。日本にいる時は「管理栄養士になる」という漠然とした進路計画を持っていましたが、韓国で友達と先輩のお話を聞きながらより具体的に自身がどういった管理栄養士になりたいかなどを考える大きなきっかけになったと思います。

新入生を迎えて行く初めての学科の行事です。
2泊3日で旅行に行き先輩と後輩の仲を深める行事でとても楽しかったです!

Q:栄大の後輩へのメッセージ。これから留学を目指す後輩にメッセージをお願いします。
日本を飛び出し海外に行くことはとても大きな決断ですし、不安もあると思います。しかしながら、そういったネガティブな考えを止め、思い切って決断してみると、その経験が今後の自分にとっての岐路になるという可能性もあります。ですから、少しでも留学を考えているのであれば、ぜひ決断してみる事をお勧めします!
また、女子栄養大学にいる間でも、セミナーなどで外の世界に視野を広げられる機会はたくさん設けられています。海外だけでなくそういったチャンスも、逃さないようにしてください!

 

 

【ソウル国立大学交換留学に参加】

留学期間:2023年9月~2024年8月(予定)

【自己紹介】
9月からソウル大学での学生生活をスタートしました。ソウル大学では基礎栄養学や食生活文化及び実習、給食経営論を学びながら韓国の食産業や食文化などを学んでいます。試験期間になると覚えることがとても多いので学科の友達と一緒に夜まで大学に残って勉強をしています。今日はそんな私のある1日を紹介します。

朝:10時
ソウル大学行きのシャトルバスが二か所から出ており、私は大学洞から大学の真ん中にある行政館に到着するバスに乗ります。その後10分くらい授業のある建物まで歩いていきます。大学が韓国内で一位の広さを誇るほどの土地を持っているので建物が違う授業があると移動が大変です。

AM 10時30分
今日は基礎栄養学の授業に参加します。授業で先生が使うスライドはすべて英語で書いてあり、予習しながら翻訳することが必須です。もちろん試験も全て英語です。多くの授業は韓国語ですが、一部の授業に関しては学部生でも英語なので、留学するなら英語を勉強していくのが良いです。

AM 12時
ソウル大学内にはいくつかの食堂があり、授業する建物の近くで食べることが多いです。今日は中央図書館の近くにある学生会館食堂でカボチャカレーを食べます。このメニューはカボチャカレーで1000ウォン(110円くらい)で安く、女子学生が食べるにはちょうどいい量です。午後の授業を受けるのに十分なエネルギーをここで補給!

PM 14時
午後は食生活文化及び実習の授業を受けます。この授業では食文化に関する事コンテストへの参加や、食に関するフェスタ等への参加を通じて実践形式で学ぶ授業です。また、外国人クッキングクラスと言って韓国の料理を留学生に教えるという授業もあります。実践形式なので韓国の食文化はもちろん外食産業などにも触れられ、日本との違いを感じます。

PM 18時
ソウル大学内にある学科専用の部屋で友達とおしゃべりしながら夕方を過ごし、帰りは大学から出てるシャトルバスに乗って帰ります。

PM 19時
家に帰って自習をします。韓国語での授業なのでわからない単語を調べ、理解ができなかった部分を録音した授業を聞き直しながら復習します。自習が終わったあと洗濯や掃除などの家事をしていきます。

【オーストラリア栄養学・英語研修に参加】

実践栄養学科 卒業

滝沢 あかり

現地について二日間くらいは、コミュニケーションが上手くとれず、二週間も滞在できるか心配になっていました。ところが、四日くらい経った頃から、ゆっくりですが、ホストファミリーといろいろな話ができるようになってすごく楽しくなり、それからは一瞬で終わってしまったと感じるくらい、時間が短く感じました。ホストファミリーはとてもフレンドリーで、滞在中、様々な形でもてなしてくれました。

今回の研修では、様々な施設を訪れ、各仕事場で活躍する栄養士からお話を聞くことができました。中でも、フードバンクを訪問したことが強く印象に残っています。フードバンクとは、食料に困っている人たちに食料を支給したりしている非営利団体です。また、オーストラリアの学校には給食という制度がないため、フードバンクが食事を提供したり、食育を行ったりしているそうです。ここでは、食料の保管庫を見学させていただいたり、食育として行っている簡単なゲームをやらせていただいたり、とても興味深かったです。このような施設があることを知らなかったため、勉強になりました。

今回の研修を通して、自分に少し自信がつき、もっと積極的にいろいろなことに挑戦していこうと考えるようになりました。このような機会を作ってくださった先生方、両親にはとても感謝しています。このオーストラリア栄養学研修に参加して、本当に良かったです。
(写真左の女性が滝沢さん)