
SUKSENA SIRILAK
スックセナー シリラック
出身国:タイ
修士課程栄養学専攻1年
指導教員:西塔 正孝教授(食品生産科学研究室)
修士課程で得た専門分野を活かし、いつか自分でビジネスを立ち上げたい
子どもの頃から、私はいつも自分の国以外の場所を見てみたいと思っていました。そんな時、大学の指導教員が日本の修士課程に留学する奨学金のチャンスについて教えてくれ、日本について入念に調べるようになりました。日本について調べれば調べるほど、高い教育の質だけでなく、日本文化の素晴らしさについても発見することができ、日本の文化に浸り、人々と繋がり、日本独特の生活様式を経験してみたいという気持ちが強まりました。
日本に来る前は、キノコにとても関心があり、健康と免疫力を向上させるための生物活性化合物の単離について研究することを考えていました。この分野への関心は、世界最大の健康分野におけるチャレンジである生活習慣病に起因します。しかしながら、来日後、研究室に所属し様々な論文、特に大学院の先輩たちが研究している海洋生物に関する論文を読むにつれ、海洋生物を自分の研究にも取り込むという自分の興味関心を少し広げる視点を持つことができました。将来的には、生活習慣病と戦うために海洋生物の持つ利点を活用していくことを考えています。
卒業後はタイに戻り、自分の研究分野に関連した仕事を探し、社会に意味のある貢献をしていきたいと考えています。そして、もし機会があるのであれば、家族と充実した時間を持ちながらも、自分自身でビジネスを立ち上げてみたいと思っています。