過去の留学生の姿(卒業生)

ERWINA SAFITRI

エルウィナ サフィトリ

出身国:インドネシア

修修士課程栄養学専攻 2024年3月修了

指導教員:西塔 正孝准教授(食品生産科学研究室)

〈研究テーマ〉マグロ皮ゆらいのコラーゲンおよびその加水分解物の特性とDPP-IV に対する阻害作用

母国が抱える健康問題の解決に貢献する研究を追求したい

日本は私が高校生の時から憧れている国で2016年に初めて交換留学で日本を訪れることができました。山形に10か月間滞在しましたが、そこで初めての雪、満開の桜を目にし、「いつか必ずこの国に戻ってきたい」と決心しました。学士での学びとまた卒業後、食品会社に勤めていたので、大学院に進むのであれば食品開発と食品機能学に関して学びたいという想いから、女子栄養大学に入学し、今は食品生産科学研究室で人の健康に影響をもたらす魚や他の食品の商品開発に関する研究をしています。卒業後はもし機会があるのであれば日本の企業でも働いてみたいと思っています。

Teh Wan Lin

テ ワン リン

出身国:マレーシア

修士課程保健学専攻 2023年3月修了

指導教員:緒方裕光教授(疫学・生物統計学研究室)

〈研究テーマ〉循環器疾患のリスク要因について

健康な食事や栄養の重要性を地域の人に広めていくようなキャリアを形成していきたい

マレーシアにいる時にいつも「どこか海外で英語の通じない場所で大学院に行きたい」という想いを秘めていました。元々、日本語と日本文化に関心があり、学部生時代に一度日本を訪れた経験もあり、日本への留学の想いが高まりました。将来は高齢者のいる地域で食事や栄養の知識を駆使し、彼らの健康を増進させるようなことに貢献していきたいという考えから、循環器患者をテーマにした研究に取り組んでいます。女子栄養大学の皆さんは日本に来る前から私を温かく迎えてくれるという印象があり、それは今でも変わりません。今現在ここで学んでいることに後悔はありません。

Akrim said

アクリム サイド

出身国:インドネシア

修士課程栄養学専攻 2022年3月修了

指導教員:武見ゆかり教授(食生態学研究室)

〈研究テーマ〉日本のインドネシア人学校の中高生を対象とした食品表示に関するデジタル教材を用いた栄養教育介入の評価

栄養教育をテーマにしたデジタル教材を母国に普及したい

インドネシアでは栄養学を中心に学び、地域や人々の問題に対して施策立案できる地域栄養学について興味をもっていました。留学先を決める際には、日本だけではなく他国の地域栄養学を研究されている武見先生を紹介していただき、奨学金制度を利用して留学を決めました。日本では栄養学に関する教材が多様にあり、オンラインでもマンガなどを題材に思春期の子どものわかりやすい教材が揃っていると実感。私は、栄養教育に関するデジタル教材を自国の地域社会に普及させたいと考えています。将来は、栄養教育をテーマにアニメーションを用いた動画制作をしたいです。この春、修士課程を修了し、東京インドネシア共和国学校で保健体育の教師として働くことになっています。小学校から高校生までの児童・生徒に教えるのが今から楽しみです。研究究室のメンバーは、いつも声をかけてくれ、研究のレポートやプレゼンテーションのアドバイスもしてくれるので、充実した学生生活を送ることができました。

BUI THU HIEN

ブイ トゥ ヒエン

出身国:ベトナム

修士課程栄養学専攻 2022年3月修了

指導教員:本田佳子教授(医療栄養学研究室)

〈研究テーマ〉2型糖尿病高齢者における認知症予防のための多因子介入が食事摂取に及ぼす影響

母国が抱える健康問題の解決に貢献する研究を追求したい

いつか日本で高等教育を受けたいと考えている時、味の素奨学金制度のことを知り、来日を決意しました。ベトナムで栄養学を専攻していたので、日本の大学院では医療栄養学をさらに専門的に学びたいと思っていました。研究室では、「日本の糖尿病患者に対する栄養教育」テーマに研究に取り組み、病院で治療を受けている患者様のデータを解析して論文にまとめています。ベトナムでは、栄養士不足が問題で、病院での適切な栄養指導ができていないため、日本で身に付けた知識や技術を自国のために活かしていきたいと考えています。この春、修士課程を修了し、順天堂大学院博士後期課程に進学します。順天堂大学では遺伝及び食事摂取が高齢者の糖尿病に及ぼす影響について研究する予定です。女子栄養大学の皆さんは、とても親切に接してくださり、勉強や私生活に対してたくさんのサポートをしてくれます。おかげで異国での生活に不安もありましたが、すぐに環境に順応することができました。

留学生の主な進路