■クィーンズランド工科大学の学生と共に。左から2番目が新井さん。
女子栄養大学では学生への海外研修を毎年実施しております。本年度は10月3日(木)~12日(土)の日程で海外スポーツ栄養体験実習を実施しました。
この研修はオーストラリアのブリスベンにあるクイーンズランド工科大学(本学提携校)への短期留学プログラムであり、保健栄養学科の
栄養科学専攻が主催で開催しています。今年の参加は学生13名。そのうちの一人(新井 光咲さん/栄養学部保健栄養学科 栄養科学専攻3年)
から参加体験レポートが届きましたので、ご紹介します。
■プログラムに参加した動機を教えてください。
日本のことだけではなく、海外のことも学び、新しい視点を身につけたいと考えたからです。
もともと同じ学科の友人と参加予定でしたが、最終的に友人が行けなくなってしまい、参加するかとても悩みました。
しかし他の友人や先生方に行くべきだとアドバイスをもらい参加しました。
■現地で実施した活動の中で最も印象に残った事・楽しかったことは?
eスポーツについての講義です。講義を受ける前のeスポーツの印象は、コンピューターの前に座ってオンラインゲームを行なっているだけだと思っていました。
しかし、実際は大きなモニターの前にエアロバイクがあり、それを漕いで世界中でタイムを競う競技などもありました。一方、eスポーツは画面を見ながら行う
競技であるため、目を酷使しやすく、選手生命が短いものだと知りました。そのため、それを防ぐために栄養的なサポートが必要だと感じました。
また、今まで現役選手の栄養サポートについてしか考えたことがなかったですが、この講義を受けて引退後のサポートも大切であると考えました。
■eスポーツを体験している様子。
■自由行動では何をしましたか?
街中で買い物をする機会が何度かありました。スーパーに行ってお菓子を買ったり、日本にあるお店との味を比べたりして、現地の食を体験しました。
また、ブリスベンは大きな川があって、船に乗って街中を回りました。大きなビルを船からゆっくり見た景色はとても思い出深いものでした。
最終日に、ブリスベン工科大学の先生方へ、日本の食やスポーツに関して英語でプレゼンテーションを行う時間だったため、後半の自由時間はその練習に取り組みました。
英語は日本語より手短に話してしまいがちなため、どうしたら自分の英語が伝わるか考えながら練習しました。
■留学の意義及び海外研修を通じて得たもの・自分の変化等について教えてください。
現地の大学の講義やスーパーマーケットで買い物をし自炊をした経験から、日本と海外の違いがわかり、お互いの良いところを知ることができました。
改めて世界は広いと実感しました。 また、今回の実習には普段関わることのない学科の違う3年生と4年生が参加し、同部屋になったり
一緒に調理したりと他学年と関わる機会が多く、学年に関係なくコミュニケーションを取って交友関係を深めることができました。
日本に帰ってきてからも仲良くしていただいて、新しい輪が広がりました。
■ブリスベンの街中の海辺で参加者のみんなと。左から2番目が新井さん。
■今後、留学を考えている後輩へのメッセージやアドバイスをお願いします。
私は出発の1週間前まで栄養士校外実習があり、課題と準備に追われる怒涛の日々の中で出発しました。
「普段体調を崩さないので大丈夫だろう」と、薬や体温計などを持っていきませんでした。先生に助けてもらってなんとか
復活しましたが、すごく迷惑をかけてしまったと後悔しているので、これから行く予定の方は絶対に持って行くべきです!
備えあれば憂いなし!それと、迷ったらとりあえず行くべきです!
自分から行動すれば、きっと良い方向に進むと思います。私は、今回の海外スポーツ栄養体験実習で、自分が今後さらに
学びを深めたいことが見つけられました。応援しています!